測量のいろは第4回~山で見つけた心惹かれるもの(1)~

こんにちは

4月より巧測に入社しました、Kです。

入社して2ヶ月が経ち、現場現場時々内業の日々を送っています。

月日が過ぎるのは早いもので4月の桜の季節から、あっという間に本格的な夏がそこまで迫っています。早く秋が来て欲しいものです。

ブログを書いた経験はほとんどなく、かなりソワソワしています。

そんな私が送る、定期更新第4回は「山で見つけた心惹かれるもの」と題して山の中で見つけた興味深く、ロマン溢れるものをご紹介します。

 

①三角点

▲神奈川県厚木市鳶尾山にて

まずはなんか立派な石柱「三角点」
山に登っている方にはなじみ深いものとなりますが、街中でも畑の中や公園など注意深く探せば結構あったりします。どういう風で使われたの?と思っている方にはスミマセン。この場では割愛しますmm

明治以降に旧日本軍の陸地測量部(国土地理院の前身)が全国各地に設置したもので現在約11万点あります。測量は元々軍事的と密接な関わりがあり、今ではみなさんに馴染み深いGPSも元々軍事利用されていました。

 

②御料局三角点

▲東京都八王子市山中にて

つづいては「御料局三角点」
明治期に宮内省御料局が設置したものとなります。皇室の御料地(土地)を管理することを目的に設置されたものです。三角点と同じく土地を測るって目的自体は一緒なのに、管轄が縦割りなのは今も昔も変わりませんね。

これを見つけられたら、その日はちょっとだけラッキーかもしれません!

 

③原三角測點

▲雲取山山頂にて(東京都)

今までの三角点とは雰囲気が異なるこの石柱は、明治期に内務省地理局が設置したものです。

当時全国に50ヶ所ほど設置され、現存しているのは国内数ヶ所というレアな遺物です。

 

④逓信省の埋設標柱

▲箱根の山中にて

石柱続きになっちゃいますが、これは大正期に逓信省が東京~神戸間に電話ケーブルを敷設する際に設置したものとなります。
この石柱の地下に神戸まで続くケーブルが埋設されていたか思うと、ロマンを感じてしまいます。

余談ですが、逓信省の名残を現在の私たちの身近でも感じることができます。テイシンショウの「テ」をもじり「〒」となり、今では郵便局の地図記号で使われていたりします。

 

長々とうんちくを垂れてしまってすみません。次回の測量のいろはでも『山で見つけた心惹かれるもの(2)』をお届けできたらと思います!

 

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