こんにちは!
ブログ更新担当のKです。
通勤時、奥多摩だと氷点下になるのでは!?と感じることが増えてきた今日この頃です!
それはさておき、今回は以前お送りした『測量のいろは第3回』の続きをお送りしたいと思います。
①宮標石(ぐうひょうせき)

神奈川県相模原市にて撮影
この『宮』の文字が目に入らぬか!
この石柱は東京周辺でも郊外の山で時々見かけることができたりします。
これは元々御料林(皇室の森)を守る目印として宮内省御料局(のちの帝室林野局)が設置しました。
その御料林の境目が、どこからどこまでなのかを示すために、「宮標石」っていう特別な石の標識が設置され、実は今でも国有林とかの境目を示すのに使われてたりするらしいです。『宮』の字がおしゃれな現役バリバリのすごいヤツです!
②水準点

東京都中央区にて撮影。一等水準点『交無号』(この交無号は山じゃなく海沿いにあります)
高さの基準!「水準点」って何?
普段あまり意識することはないけれど、実は私たちの足元には、「水準点」っていう、すっごく精密に測られた高さの基準になるポイントがあるんです。
実はこれ、全国の主要な道路にだいたい2kmおきに設置されていて、色々な測量の基準になったり、地面が動いてる(地殻変動)のを調べたりするのに使われていたりもします。ただ都内だと交通量も多いので、埋設されていることが多いかもしれません!
「交無号」の秘密
日本の高さの「ゼロ」地点はここ!
日本の高さの基準である東京湾平均海面(標高0m)は、どうやって決まったかご存知でしょうか?!
実は明治時代に、霊岸島っていうところで6年間かけて海の潮位を観測して、その結果で決まりました。
その後かくかくしかじかあって明治24年には、新しい基準点として「霊岸島新点・交無号」っていうのが設置されました。
国会議事堂の前にある「日本水準原点」の高さも、この水準点から測って決まったんだから、すごいですよね!
「交無号」という名前なのですが、ちょっとかっこいい名前ですよね。これは、水準点のルートが交わる点であることを示す「交」と、「0」を意味する「無号」を合わせたものとなります。それはつまり、まさに日本の高さの出発点として、とっても歴史のある水準点なんです。
あ、話がちょっと飛んじゃいますが、霊岸島と同じように潮の満ち引きを測る施設で、神奈川県の油壺(あぶらつぼ)にも験潮場(けんちょうじょう)ってのがあったりします。
残念ながら国土地理院の施設なので中には入れませんが、あの辺りをぶらぶら歩くと、潮風がすっごく気持ち良いので、近くに行った際はぜひ!
③恩賜林の石柱

この石柱あるところに、ハートフルなストーリーあり!!!
この石柱、実は感動的なエピソードがあり、昔の山梨は水害多くて、当時の天皇陛下が助けてくれた話から始まります。
少しだけ昔の話なのですが、山梨県はしょっちゅうひどい水害に苦しめられていたのです。当時の山梨県の方々か困り果てていた時に、明治天皇が「なんとかしてあげたい!」って思ったらしく…。
明治44年3月11日に、天皇家の持ち物だった御料地っていう森の一部(現在の山梨県の面積の約3分の1にもなる超広い土地)を、「県民の暮らしを立て直すのに使いなさい!」ってタダであげたらしいんです。
これが、今も山梨県の大切な財産になってる「恩賜林(おんしりん)」となります。もし山に行ってこの石を見つけたら当時の感動的なエピソードに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?!
④在日米軍基地の石柱

神奈川県横浜市にて撮影
これは在日米軍の施設との地境に設置されたりしているのですが絶対に入ってはいけません!!本当にいろんな意味でマズいことになっちゃうから、気をつけてくださいね。
⑤その他

ストーンヘンジを思わせる石柱たち

測量用航空機くにかぜ
ちょっとでも測量の事に興味が湧いてきたら茨城県つくば市にある『地図と測量の科学館』にも足を運んでみてはいかがでしょうか?!
測量に興味がある方には興味深く楽しい施設です!
次回の『測量のいろは』はまた全然違うテーマで書こうと思っているので、気長に待っててくれると嬉しいです!
もちろん、山で見つけた面白そうなモノがあったら、みなさんにお伝えしていこうと思います。